1.黒田節(福岡)(水戸祐二)
作詞:福岡県民謡
作曲:福岡県民謡
酒は飲めのめ 飲むならば
日の本一の 此の槍を
飲みとる程に 飲むならば
これぞ真の 黒田武士
峰の嵐か 松風か
訪ぬる人の 琴の音か
駒ひきとめて 立ち寄れば
爪音高き 想夫恋
花より明るく みよしのの
春のあかつき 見渡せば
みな唐人も 高麗人も
大和心と なりぬべし
2.炭坑節(福岡)(鈴木正夫)
作詞:福岡県民謡
作曲:福岡県民謡
月が出た出た 月が出たヨイヨイ
三池炭坑の 上に出た
あんまり煙突が 高いので
さぞやお月さん 煙たかろ
サノヨイヨイ
あなたがその気で云うのならヨイヨイ
思い切ります 別れます
もとの娘の 十八に
返してくれたら 別れます
サノヨイヨイ
お札を枕に 寝るよりもヨイヨイ
月がさしこむ バラックで
主の腕に ホンノリと
妾しゃ抱かれて 暮したい
サノヨイヨイ
一山二山 三山越えヨイヨイ
奥に咲いたる 八重つつじ
なんぼ色よく 咲いたとて
サマチャンが通わにゃ あだの花
サノヨイヨイ
3.正調博多節(福岡)(鹿島久美子)
4.筑後酒造り唄(福岡)(鳴海重光)
5.岳の新太郎さん(ざんざ節)(佐賀)(鈴木正夫)
6.長崎ぶらぶら節(長崎)(谷口のぶ)
7.のんのこ節(長崎)(藤みち子)
8.鶴崎踊り(猿丸太夫)(大分)(鶴崎踊り保存会)
9.牛深ハイヤ節(熊本)(金沢明子)
10.おてもやん(熊本)(鹿島久美子)
作詞:熊本県民謡
作曲:熊本県民謡
おてもやん あんた此の頃
嫁入りしたでは ないかいな
嫁入りしたことぁ したばってん
御亭どんが ぐじゃつぺだるけん
まあだ盃ァ せんじゃった
村役鳶役 肝いりどん
あん人達の 居らすけんで
あとはどうなと キャなろたい
川端まっちゃん きゃめぐろ
春日ぼうぶらどん達ァ
しりひっぱって 花盛り 花盛り
ピーチク パーチク ひばりの子
ゲンバク茄子の イガイガドン
一つ山越え も一つ山越え
あの山越えて
私しゃあんたに 惚れちょるばい
惚れちょるバッテン 云われんたい
追々彼岸も 近まれば
若もん衆も よらすけん
熊んどんの よじょもん詣りに
ゆるゆる話も キャしゅうたい
男ぶりには 惚れんばな
煙草入れの 銀金具が
それが因縁たい
アカチャカ ベッチャカ
チャカチャカチャ
一つ 世の中 艱難辛苦の 荒波越えて
(男度胸で おいでなさい
くよくよしたとて しょうがない
何時かは 芽もでる 花も咲く)
移り気な 浮世のならいに
取り越し苦労は おやめなさい
(悩みなんぞは こちゃ知らぬ)
意地と張りの こころが
それが 御生楽たい
(アカチャカ ベッチャカ チャカチャカチャ)
11.五木の子守唄(熊本)(藤みち子)
作詞:熊本県民謡
作曲:熊本県民謡
おどまぼんぎり 盆ぎり
盆からさきゃ おらんと
ぼんが早よくりゃ
はよもどる
おどま打ち死んだなら
道端ちゃ いけろ
通る人ごち花あげる
花は何の花 つんつん椿
水は天から 貰い水
おどまかんじん かんじん
あんひとたちゃ よかし
よかしゃ よかおび
よかきもん
12.田原坂(熊本)(鈴木正夫)
13.刈干切唄(宮崎)(本條秀則)
作詞:宮崎県民謡
作曲:宮崎県民謡
ここの山の 刈干ゃすんだよ
明日は たんぼで 稲刈ろかよ
もはや日暮れじゃ 迫々かげるよ
駒よ いぬるぞ 馬草負えよ
屋根は茅葺 茅壁なれどよ
昔ながらの 千木を置くよ
14.シャンシャン馬道中唄(宮崎)(鹿島久美子)
作詞:宮崎県民謡
作曲:宮崎県民謡
鵜戸さん参りは
春三月よ 参る
参るその日が 御縁日
(ハア コンキ コンキ)
参りゃ とにかく
帰りの節はつけて
つけておくれよ 青島へ
(ハア コンキ コンキ)
鵜戸さんよいとこ
一度はおいで 一目
一目千里の 灘がある
(ハア コンキ コンキ)
音に名高い せびらの峠
坂は 坂は七坂 七曲り
(ハア コンキ コンキ)
鵜戸さん参りに
結うたる髪も 馬に
馬にゆられて みだれ髪
(ハア コンキ コンキ)
行こうか参ろうか
七坂越えて鵜戸の
鵜戸の神社は 結び神
(ハア コンキ コンキ)
15.ひえつき節(宮崎)(宇賀邦雄)
作詞:宮崎県民謡
作曲:宮崎県民謡
庭の山椒の木に
鳴る鈴かけて
ヨーオーホイ
鈴の鳴るときゃ
出て おじゃれヨー
鈴の鳴るときゃ
なんと言て出ましょ
ヨーオーホイ
駒に水くりょと
言うて 出ましょヨー
那須の大八
鶴富おいて
ヨーオーホイ
椎葉立つときゃ
目に 涙ヨー
16.日向木挽唄(宮崎)(本條秀則)
17.いもがらぼくと(鈴木正夫)
18.鹿児島おはら節(鹿児島)(前園とみ子)
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